雷慈とエレナは自室で話していた。そう、これからの活動の事である。
「せっかくチーム結成するしチーム名はどうかしら?」
「チーム名か・・・」
雷慈は悩んだ。
「正義のヒーローとしてチーム組むならそれに相応しい名前がいいと思うんだ。こんなのはどうだ?」
「何何?どんな名前にしたの?」
雷慈の提案にエレナは興味津津だ。
「パラレルワールドを守るヒーローだからパラレルヒーローなんてのはどうだ?」
「何かそれじゃ在り来たりでつまんないわよ。」
雷慈の案にエレナは難色を見せた。

「じゃあエレナは?」
エレナは少し時間を明けると口を開いた。
「チームパラレルガールズはどう?」
「おれ男だけどガールズ?それも何かなあ。」
エレナの案に雷慈は難色を見せた。

「これじゃさっきと同じね。」
「そうだね。」
「ハッハッハッハ・・・」
二人はそう言うと思わず笑ったのだった。

つづく

「って何ロペ風なオチになってんのーっ!!」
エレナは思わず叫んだ。
「誰に言ってんの?」
雷慈は呆気に取られる。
「ハッ!いかんいかん、私とした事がっ。」
エレナは慌てて我に帰った。

「そこで私は考えたんだけど間の取ってパラレルヒーローズはどう?」
「それはいいね。そうと決まったら俺達はチームパラレルヒーローズ結成だぜ!!」
エレナの考えたチーム名に雷慈は納得し、晴れてパラレルヒーローズは結成されたのであった。

「チーム結成の祝杯だ、昼は焼肉にしようぜ!」
「いいね。」
チーム結成祝いで一家は焼肉を食べに行った。※雷慈とエレナ以外はパラレルガールの事を知りません。

そして焼肉屋で一家は予想だにしなかった事が。

メニューを見たエレナは
「私ロース100人前ね。ハラミも50人前でそんで・・・」
実はエレナは途轍もなく大食いでそれは宛らサイヤ人やゴム人間果ては美食屋にも相当する程であった。
(俺の財産が・・・)
エレナの予想外の大食いっぷりに一家は項垂れるのであった。

その様子を一人の少女がモニターで眺めていた。

「今行くからね。」
少女はそう呟くと鏡の中に飛び込んだ。

終わり

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